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エル・トボソ(El Toboso)。もしこの村が存在していなかったら、ドン・キホーテがあの名門の家柄の貴婦人を妄想することはなかったであろう。残念ながら、中世の時代から残っているものは、ほんのわずかである。
イベリア人たちがここに居住していたことは知られている。アルフォンソ6世(Alfonso VI)が1085年にトレド(Toledo)を征服し、アラブ人たちをこの地域から追い出したことも知られている。ただし、ラ・マンチャ地方は、さらに1世紀半もの間、イスラム教徒たちに支配されていた。これは、1212年のナバス・デ・トロサ(Navas de Tolosa)のきわめて重要な戦いにカトリック両王(los Reyes Católicos)が勝利するまで続いた。アラブ王国と戦った軍騎士団は、この一帯の復興に努めた。サンティアゴ騎士団(Orden de Santiago)の支配下にあったエル・トボソ(El Toboso)は、トレド(Toledo)とムルシア(Murcia)の間の街道を防衛するため、要塞化されていた。
エル・トボソ(El Toboso)は、セルバンテス(Cervantes)の作品で有名になった。エル・トボソ(El Toboso)といえば、ドン・キホーテ(Don Quijote)である。ドン・キホーテがエル・トボソのドゥルシネア(Dulcinea del Toboso)と呼んだ若い女性アルドンサ・ロレンソ(Aldonza Lorenzo)は、この村の出身である。道、広場、史跡、芸術、素敵な街角、ラ・マンチャの街並、粗石積みで土塀のついた白く輝く壁の伝統的な家並みを持つ美しさという点で、この村に勝る村は少ない。訪れる価値のある村である。