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郷士博物館(Museo del Hidalgo)

「郷士の家」は、単に今、そう呼ばれているだけで、昔から呼ばれていたわけではない。
18-19世紀の文書によると、「豪邸」「王様の家」と呼ばれ、王立硝石工場の管理者の宿泊先として利用されていた。1866年には、公の競売にかけられ、売却された。それ以来、分かっているだけで5回、所有者が変わった。所有者が変わるたびに、分離、改装を繰り返し、現在の様相になっている。18世紀には1226平方メートルあった土地も今では、562平方メートルしかない。

正面

複雑な屋根の起伏による屋根同士の組み合わせの困難さ、いくつかの続いていない柱間(はしらま)、変則的な地形、正面玄関の2つの外側の線の途切れといったものを観察すると18世紀の初めに構造上の大改築があったことは想像に難くない。この新しく改築された建物は、ロココ(Rococó)様式の装飾が組み込まれ、16世紀の旧建物の切り石積みの正面を再利用している。この正面には半円形のアーチ型の扉が残されている。また、新しい建築には、木彫りの装飾のついた梁(はり)の頭部、格(ごう)天井の一部であったであろうムデハル(mudéjar)様式の梁(はり)、船の竜骨のように両端に彫りがされた梁(はり)、16世紀のタラベラ(Talavera)地方のタイル、窓の長方形の鉄格子などが再利用されている。

鉄格子

19世紀と20世紀の間にもコンクリートやレンガのブロックによる建設、水洗便所の設置、電気の設置、新しい床の設置といった新しい時代に合わせるための改築が続けられた。いくつかのこれらの改築は、即興なものや事前の計画なしに施工されたにもかかわらず、たくさんの古い材料が再利用されており、評価に値する。

中庭

「郷士の家」は、大きさ、階段、正面玄関、石造りの入り口、当時の流行などといったものに豪邸の性格を見せる。しかし、大理石といった他所からの高級な材料に乏しい。土壁、砂岩、日干しレンガといった地元の材料による建築は、この周辺が、経済的に恵まれていなかったことを示している。

開館時間

 
10:30-13:30 午前 10:30-13:30
17:00-20:00 午後 16:00-19:00

*グループの場合、予約により時間外、閉館日も見学可能です。

館内地図

郷士の家の地図  
1.郷士の家の表玄関
2.武の郷士から文の郷士へ
3.中庭での生活
4.酒蔵・試飲の部屋
5.畑から食器棚へ
6.お出かけ
7.台所での生活
8.プライベート空間
9.豪邸
10.ダンス・音楽・他の娯楽
11.信仰と宗教
12.上からの中庭